ドイツで習ったお菓子
 1994年に島津睦子ケーキングスクールの研修旅行でヨーロッパに行ってきました。
ドイツ、イタリア、フランスでケーキとパン、パスタを学びました。
ドイツで習ったお菓子はその時に教わったお菓子です。
 ロッヒハムのBAYERISCH(バイアリッシュ製菓学校)で1日目はパンを11種類、2日目はケーキを12種類学びました。
 授業は先生が流れ作業で沢山のパン、ケーキを作っていきます。
パンの授業では時々生徒も生地に触り成形したりしました。
先生方はとても暖かくて、授業も堅苦しくなく行われました。
通訳の人が説明してくれるのを一生懸命レシピに書き込んで絵などを描いたのを思い出します。
 ドイツで習ったお菓子はお酒を使わない素朴なお菓子が多かったです。
大好きなバームクーヘンのお花型のケーキもありました。
ケーキを小さくカットしてもらいホテルに帰って全種類食べました。
その中で一番おいしかったのが最初に教えるケシの実のカットケーキです。
他のケーキもケーキ教室で少しずつ教えていこうと思います。
 イタリアではモンドヴィー料理学校でイタリアのパン、ピザ、パスタを学びました。
 フランスではパリ料理学校EBPでパンと菓子に分かれてブリオッシュ、エクレア、ジェノワーズ、マジパンなど基礎的なものを学びました。
 この旅行は食べるのが中心で学校で作った物と3食ボリュームがある食事、夜は有名レストランでのフルコースか、カジュアルレストランを選べました。
フルコースはオプショナルで1万円位しました。今ではそんなに高い食事はしないので贅沢な旅行だったなと思い返します。レストランは北イタリアで行った店とフランスで旅行最後の夜に行ったMichel Rostangがおいしかったです。ワインカーブ、チーズ工場、パン工場、イタリアの有機農家の見学もしました。
私は昔からワインが好きなほうではなかったので毎日のワインは徐々に慣れていきました。
このワインは高級な物と言われてもあまりわからないのでもったいなかったなと。。
ここ数年「食ブーム」ですがこの旅行はその先駆けのような物でした。
私の今までの職業は全て食に関するものばかりです。ただ食べるのが好きなだけなのかもしれませんが。
イタリアのカプリ島と素敵なホテル、バチカン宮殿、ローマでのお買い物、フランスのエッフェル塔の夜景の素晴らしさ等、また行ってみたい場所です。
 私は小さい頃から世界を見てみたい、外国への憧れがとても強く特にヨーロッパは行きたい場所でした。なのでこの旅行があると知ってからは1直線で大好きなケーキを学び外国に行けるという夢が叶うものでした。
島津睦子ケーキングスクールは仕事をしながら通っていたのですが、とても人気がありなかなか予約が取れなかったです。
今も大人気で予約が取りづらいと聞きます。
仕事が忙しくなったのと喫茶店でケーキ作りを教わり作るようになり途中でやめてしまいましたが、今になって師範科まで頑張るべきだったかなと思います。
授業はデモンストレーションの後に計量から一人1台のケーキを作るので時間に余裕がなかったです。
先生の作ったケーキを最後に試食するのですが、とてもおいしくて家に帰って食べる自分で作ったケーキは同じ材料でこんなに違うんだと感じました。
これからもおいしいケーキを教えられるように頑張ります。